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2013年09月

アベノミクスで潤う超熟女風俗店

 今回は先々週の金曜に行われた諏訪和子被告人と雨宮晴男被告人の裁判傍聴記。罪名は売春防止法違反。事件の中身は逮捕時の記事から。

 警視庁は、平均年齢63歳の高齢者向けの売春クラブ「シルク」などを経営する諏訪和子(63)と従業員の雨宮晴男(57)の両容疑者を売春防止法違反で逮捕した。過去に摘発した売春クラブでは平均年齢がもっとも高いという。

 警視庁によると、売春していた女性は46~73歳の計16人。諏訪容疑者は「年配からの需要が多く超熟女専門で営業した」と容疑を認めている。最高齢の73歳女性は生活保護を受けながら、「アルバイト感覚で働いていた」と話している。

 逮捕容疑は6月24日、自営業男性(82)の要請で、台東区のホテルに売春相手として女性(62)を派遣したとしている。

 料金は1時間9000円から2時間2万円程度。2001年以降、計3億2000万円以上を売り上げたと見られる。

 熟女ブームの影響なのか、これが高齢化社会ってやつなのか。

 起訴されたのは、報道と同じ内容。

 検察官の冒頭陳述によると、諏訪被告人は風俗店勤務の経験を活かして、平成13年4月に売春クラブの経営を開始したという。9年ほど前に、お客としてやってきた雨宮被告人は諏訪被告人と親しくなり、運転手として働くようになったとのこと。

 逮捕された今年6月までに、2億2000万円の売り上げがあったという。

 報道では3億以上の売り上げって話だったけど、そこまで多くはなかったようですね。ってか、こういう時の金額って、一番売り上げが多かった月で計算するから、こうなるんだけど。

 法廷には雨宮被告人の弟が情状証人として出廷。清掃会社の社長だそうで、弟を雇うと約束していました。

 そして、被告人質問。まずは諏訪被告人から、
弁護人「逮捕されてどう思ってますか?」
諏訪被告人「辞めることが出来たのでよかったと思っています」
弁護人「起訴されてる女性は、どうやって働くことになったんですか?」
諏訪被告人「電話で面接してください、と」
弁護人「他の風俗嬢も同じですか?」
諏訪被告人「はい、そうです」
無理強いして働かせていたわけじゃないと確認です。

弁護人「本件はマスコミで騒がれたんですけど、報道の内容は知ってますか?」
諏訪被告人「留置所にいるときに知りました。ただ、13年間で3億稼いだと書かれていて、そんなはずはないなぁ、と」
弁護人「なぜ、3億なんて数字が出たんでしょう?」
諏訪被告人「(今年の)5月の売り上げが239万円で、それで計算したんだと思います」
弁護人「200万円超えるのは珍しかった?」
諏訪被告人「はい。普段は130~150万円です」
それでもかなりの売り上げなんだけど、警察の発表の半分程度の売り上げだったようです。

弁護人「何故、今年5月の売り上げがそんなに多かったんですか?」
諏訪被告人「アベノミクスの影響と思っていました」
こんなところに影響が出てたんですね。風俗業界は景気の良し悪しが色濃く反映するって言うしね。

 次は、検察官から。

検察官「経営をしたきっかけは?」
諏訪被告人「"シルバークラブ"という店で働いていたときに、他の女の子とお茶していて経営者に叱られて辞めました。それで、稼げるならやってみよう、と」
検察官「逮捕時、シルクには売春婦は何人いました?」
諏訪被告人「14人か......16人ですね。しばらく来てない娘もいましたけど、名前をはずさないでって言われて、ネット上は載せたままの娘もいて」
娘って呼ぶんですね、なるほど。

 最後は裁判官から、
裁判官「今、事務所と売春婦が待機していた部屋ってどうなってます? 解約?」
諏訪被告人「10月7日まではアレしてますんで、まだアレなんですよね、アッチの方も......」
と、高齢者にありがちな"アレ"を多用する返答。正確な答えを求める裁判で、"アレ"はよくないだろうと思ったら、
裁判官「まだ、契約期間が残っていて、事務所も待機部屋のアパートも引き払う手続きをしている最中ということですか?」
諏訪被告人「そうです」
と、すべての"アレ"を理解していたようです。すげぇな裁判官。そして、反省の弁を述べて質問終了。

 続いて、雨宮被告人への質問です。

弁護人「働くようになったのは?」
雨宮被告人「(諏訪被告人と)知り合って3ヶ月後位に話があって、深夜の運転手として働いてくれないか、と」
弁護人「お客として知り合ったわけですから、違法な売春の店ってわかってましたよね。なぜ、働いたんですか?」
雨宮被告人「身勝手です。借金などありまして、少しでも高いところで、と」
月に30万円ほどもらえたらしく、それで働くようになったとのこと。

弁護人「受付業務もやるようになってた?」
雨宮被告人「たまに電話に出たりですね」
弁護人「経理業務は?」
雨宮被告人「(女性従業員の)待機している部屋に封筒に入ったお金を回収して事務所に持って行くことはありましたけど、中身までは......」
と、あくまでも運転の仕事しかしてないとアピール。そして、再犯しないことを誓って質問終了です。

 次は、検察官から。

検察官「この仕事を始めるとき、他で働こうとは考えなかったの?」
雨宮被告人「アパレル業もやっていたので、そちらの話もありまして、検討してました」
検察官「じゃ、正規の仕事しないのは?」
雨宮被告人「能力給と言われて......」
検察官「月30万円は必要だと?」
雨宮被告人人「会社をたたんた後で、少しでも稼げる仕事を......と」
どれくらい経済的に困っていたのかは言及しなかったけど、稼げれば何でもいいと思って運転手をやりはじめたようです。

検察官「もし、逮捕されていなかったら?」
雨宮被告人「今年8月に辞めてたと思います。去年の8月から辞めたい気持ちが強くなってたので。......自己嫌悪の毎日です」
と、辞めるつもりだったと述べて質問終了。

 最後は、裁判官からの質問です。

裁判官「どういう気持ちで運転の仕事を始めたんです?」
雨宮被告人「当時アパレル経営をしてまして、その債務を早く返したいという思いで働いてたのがホントのところです」
裁判官「さっき、自己嫌悪って言ってましたけど、どういう意味ですか?」
雨宮被告人「決して良いことじゃない、悪いことと分かりながら働いていたので......」
と、うつむいたところで質問はすべて終了でした。

 この後、検察官が、諏訪被告人に懲役2年を、雨宮被告人に懲役1年6月を求刑して閉廷。

 ニュースで見たときは、「73歳の風俗嬢って!」と思ったけど、弁護人が弁論で「高齢者売春がセンセーショナルに報道されましたが、珍しくなく......」って言ってたから俺が知らないだけなんだろうな。いろんな世界があるもんだ。


http://www5.nikkansports.com/general/column/asozan/archives/42373.html

個室型風俗店営業 韓国人の女2人逮捕 (山梨県)

県内全域で禁止されている店舗型の性風俗店を営業したなどとして3日、韓国人の女2人が逮捕された。
 風営法違反の疑いで逮捕されたのは昭和町清水新居のマッサージ店経営、名取奈美ことパク・キョンナム容疑者(44)。甲府警察署などによるとパク容疑者は先月23日、甲府市富士見1丁目でファッションヘルス「リラクゼーションラッキー」を営業した疑い。また警察は、短期滞在の在留資格を更新せず、17年以上にわたり不法残留していたとして同店アルバイト、増田貞蘭ことシュ・テイラン容疑者(51)を入管難民法違反の疑いで現行犯逮捕した。警察の調べに対し2人は容疑を認めている。


9/3 12:34 山梨放送 
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